前回ご紹介したピーター・メイル氏の本は終了し、その後、乃南 アサの
“いつか陽のあたる場所で” ジェイムズ・ヘリオットの
“愛犬物語2”を
一気に読み終えました。
現在はチャップマン・ピンチャーの
“犬のディドより人間の皆様へ”を
読んでいますが、訳も文句なしで
面白くためになる本です。
さて、私は所謂
“タレント本”には興味もなく、読まないことにしています。
今までに何冊か目を通したことはありますが、内容も文章もつまらなかったと
記憶しています。
ゴーストライターといわれる人たちが書いているのでしょうか。
確かにプロだけあって、きちんとした文章ではあるでしょう。
でも、文章の深みとか言葉の選び方とか、読書好きの心をつかむような魅力
には乏しいと感じたからです。
が、以前何かでマイケル・J・フォックスの
“ラッキーマン”の読者の評価が
高いのを知り、試しに買ってみました。
本人の著によるものらしく、「この人くらいになると、内容もちゃんとしていて
タレント本というには失礼なレベルかも」とかなり期待して読み始めましたが
最初の数十ページほどで、断念しました。
読み終えず感想を述べるのは、ルール違反かもしれませんが、あまりにも
ありきたりの第1章から始まり「きっとこんな流れなんだろうな~」と想像の
つく内容。
つまらなすぎて読み進むことができませんでした。
やはりタレント本は、ファンの方だけにお任せすることにいたしましょう。
同様におしまいまで読めなかった本。
“ダ・ヴィンチ・コードの謎を解く”
かなりがんばりましたが、内容と訳のひどさで途中で放棄しました。
正直、時間の無駄。
くだらない本です。
そして別の理由で読むのを断念した本があります。
“マーリー”(ジョン・グローガン著)
お茶目なマーリーが愛らしく、文章も訳も言うことなしなのですが、マーリーが
だんだん年老いてきて
涙なしでは読めなくなり、全29章の第27章(最高の犬、
マーリーとの別れ)から先に進めなくなってしまいました。
この本は、一生読み終えられないかもしれません。
犬が大好き、悲しい物語にも強いという方には、
是非読んでいただきたいです。
因みにこの本、映画にもなったそうですが、同じ理由で私は映画を見ることも
ないと思います
話は変わりますが、少し前にテレビで、中高年の間で
数学ブームが起こっている
と報じていました。
難しい定理を解説した本が、結構売れているそうです。
私は小学校のときに分数と確立でつまずいて以来、理数系は大の苦手なのですが
数学についての本を読むのは大好き(尊敬と憧れの気持ちから)で、随分前に読んだ
“フェルマーの最終定理”(サイモン・シン著)は、特にお気に入りの一冊です。
数って美しいんだなあと実感し、数学者の生き方には感動します。
数学が苦手な人にも絶対お勧めいたします。
ブックオフで105円だったら、だまされたと思って買ってみてください。
読んでみてだまされたと思うかもしれませんが、その時はご容赦くださいませ