本-素晴らしき暇つぶし

honeymoon

2011年08月14日 22:21

前回ご紹介したピーター・メイル氏の本は終了し、その後、乃南 アサの
“いつか陽のあたる場所で” ジェイムズ・ヘリオットの“愛犬物語2”
一気に読み終えました。
現在はチャップマン・ピンチャーの“犬のディドより人間の皆様へ”
読んでいますが、訳も文句なしで面白くためになる本です。




さて、私は所謂“タレント本”には興味もなく、読まないことにしています。
今までに何冊か目を通したことはありますが、内容も文章もつまらなかったと
記憶しています。
ゴーストライターといわれる人たちが書いているのでしょうか。
確かにプロだけあって、きちんとした文章ではあるでしょう。
でも、文章の深みとか言葉の選び方とか、読書好きの心をつかむような魅力
には乏しいと感じたからです。

が、以前何かでマイケル・J・フォックスの“ラッキーマン”の読者の評価が
高いのを知り、試しに買ってみました。
本人の著によるものらしく、「この人くらいになると、内容もちゃんとしていて
タレント本というには失礼なレベルかも」とかなり期待して読み始めましたが
最初の数十ページほどで、断念しました。
読み終えず感想を述べるのは、ルール違反かもしれませんが、あまりにも
ありきたりの第1章から始まり「きっとこんな流れなんだろうな~」と想像の
つく内容。
つまらなすぎて読み進むことができませんでした。
やはりタレント本は、ファンの方だけにお任せすることにいたしましょう。

同様におしまいまで読めなかった本。“ダ・ヴィンチ・コードの謎を解く”
かなりがんばりましたが、内容と訳のひどさで途中で放棄しました。
正直、時間の無駄。くだらない本です。


そして別の理由で読むのを断念した本があります。
“マーリー”(ジョン・グローガン著)
お茶目なマーリーが愛らしく、文章も訳も言うことなしなのですが、マーリーが
だんだん年老いてきて涙なしでは読めなくなり、全29章の第27章(最高の犬、
マーリーとの別れ)から先に進めなくなってしまいました。
この本は、一生読み終えられないかもしれません。
犬が大好き、悲しい物語にも強いという方には、是非読んでいただきたいです。
因みにこの本、映画にもなったそうですが、同じ理由で私は映画を見ることも
ないと思います




話は変わりますが、少し前にテレビで、中高年の間で数学ブームが起こっている
と報じていました。
難しい定理を解説した本が、結構売れているそうです。
私は小学校のときに分数と確立でつまずいて以来、理数系は大の苦手なのですが
数学についての本を読むのは大好き(尊敬と憧れの気持ちから)で、随分前に読んだ
“フェルマーの最終定理”(サイモン・シン著)は、特にお気に入りの一冊です。
数って美しいんだなあと実感し、数学者の生き方には感動します。
数学が苦手な人にも絶対お勧めいたします。
ブックオフで105円だったら、だまされたと思って買ってみてください。
読んでみてだまされたと思うかもしれませんが、その時はご容赦くださいませ


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