ウニ男
仲良くしている姉夫婦が、ハワイに遊びに行き、海岸の写真を送ってくれました。
ハワイとは思えない、静かなビーチです。
ハワイでは、イルカと泳いだり、お買い物をしたり、毎日楽しく過ごしてきたようです。
朝から晩までパソコンに向かい、
首の椎間板ヘルニアの再発で苦しんでいる私とは
大違い。
もしかして前世の報い
そのハワイで、義兄が
ウニを踏んづけて怪我をし、病院で手当てをしてもらったそうです。
おそらくたいしたことはないとは思いますが、ウニと聞いて思い出した話がありますので
ご紹介します。
プーケットで働いていたころのことですが、男性3人のグループを離島にご案内いたし
ました。
ところが、海で遊んでいたところ、そのうちの一人が、ウニ(なまこだったかも)を踏んで
転んでしまったのです。
運悪く、転んだ所が、まるで
ウニの難民キャンプのような密集地帯で、一帯がウニだらけ。
身体中にウニのトゲが刺さり、
全身黒い水玉模様になってしまいました。
すごく痛いらしく、お客さんが顔を引きつらせているところを、突然地元の漁師が取り囲み
いきなり履いているスリッパをぬいで、ばしばしたたきはじめます。
トゲの痛みに加え、漁師たちに思わぬ暴行を受けたお客さんはパニック状態。
漁師曰く、ウニのトゲは抜けないので
スリッパでたたいて、粉々に砕いて治すと言うのです
が、そんなことお客さんに出来ないし、慌ててプーケットタウンの病院に連れて行きました。
が、お医者様からも刺さったとげは抜けないと言われ、結局化膿止めの注射と痛み止めの
薬だけで帰ったのでした。
お客さんには本当にお気の毒だったのですが、おかげで私は“ウニのトゲは抜けない”という
貴重な勉強をさせていただき、今後、万が一こういう事故が起こっても慌てず対処できる自信
はつきました。
(幸か不幸か、その後はウニ事件は起こりませんでした)
それにしても、世の中にはついてない人もいるもんです。
“これも前世の報い?”なんていうと、お客さんに悪いですね・・・
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