ウニ男

honeymoon

2011年03月06日 20:11

仲良くしている姉夫婦が、ハワイに遊びに行き、海岸の写真を送ってくれました。



ハワイとは思えない、静かなビーチです。
ハワイでは、イルカと泳いだり、お買い物をしたり、毎日楽しく過ごしてきたようです。
朝から晩までパソコンに向かい、首の椎間板ヘルニアの再発で苦しんでいる私とは
大違い。
もしかして前世の報い

そのハワイで、義兄がウニを踏んづけて怪我をし、病院で手当てをしてもらったそうです。
おそらくたいしたことはないとは思いますが、ウニと聞いて思い出した話がありますので
ご紹介します。

プーケットで働いていたころのことですが、男性3人のグループを離島にご案内いたし
ました。
ところが、海で遊んでいたところ、そのうちの一人が、ウニ(なまこだったかも)を踏んで
転んでしまったのです。
運悪く、転んだ所が、まるでウニの難民キャンプのような密集地帯で、一帯がウニだらけ。
身体中にウニのトゲが刺さり、全身黒い水玉模様になってしまいました。

すごく痛いらしく、お客さんが顔を引きつらせているところを、突然地元の漁師が取り囲み
いきなり履いているスリッパをぬいで、ばしばしたたきはじめます。
トゲの痛みに加え、漁師たちに思わぬ暴行を受けたお客さんはパニック状態。
漁師曰く、ウニのトゲは抜けないのでスリッパでたたいて、粉々に砕いて治すと言うのです
が、そんなことお客さんに出来ないし、慌ててプーケットタウンの病院に連れて行きました。
が、お医者様からも刺さったとげは抜けないと言われ、結局化膿止めの注射と痛み止めの
薬だけで帰ったのでした。

お客さんには本当にお気の毒だったのですが、おかげで私は“ウニのトゲは抜けない”という
貴重な勉強をさせていただき、今後、万が一こういう事故が起こっても慌てず対処できる自信
はつきました。
(幸か不幸か、その後はウニ事件は起こりませんでした)

それにしても、世の中にはついてない人もいるもんです。
“これも前世の報い?”なんていうと、お客さんに悪いですね・・・

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